2017年04月25日

ちっょと難しい体幹の科学 固めるべきか? 動かすべきか? それが問題だ?

今回は「ちっょと難しい体幹の科学 固めるべきか? 動かすべきか? それが問題だ? 」についてというテーマでお届けしたいと思います。


体幹・・・この場合は特に横隔膜から骨盤にかけてのいわゆる「腹筋・背筋」と言われている部分なのですが・・・


この部分が全てのスポーツにとって非常に重要な役割を果たすことは皆さんもご存知だと思います。


体幹の役割には大きく二つがあります。



一つは足から股関節が地面を力強く蹴った時に、その地面からの反発力を「体幹を固めて」そこから上の肩や肩甲骨、腕にそのパワーを効率よく伝える役割があります。
(スタビリティ)


もう一つは、体幹そのものをねじったり、屈曲させたりして、「体幹の筋肉を動かして」色々な動作に繋げていく役割もあります。
(モビリティ)


つまり・・・「固める」働きと、「動かす」働きと・・・・


これって相反する働きなんです!!!


固めれば当然動かず・・・


動けば当然固まらず・・・・


ではどうすれば?と思われるかもですが・・・(^^;


でですね、これちょっとした原則があるんです。


専門的な説明文を用いると「近位のスティッフネスは遠位の可動性と運動能力を向上させる」・・・というものです。


解説すると近位・・つまり近い位置・・この場合体幹だと思ってください。


スティッフネスとは「剛性」つまり、まあ「硬さ」だと思ってもらっていいと思います。


遠位は遠く、、つまり腕や足になります


可動性と運動能力はわかりますよね



つまり、体幹を固めることによって、腕や足の動きが高まるというものです。



でですね・・・・


特にこれが問題になるのが「回旋」の時です。


例えば野球のバッティング、ピッチング、ゴルフのスイング・・・


この時に体幹はどうするのか?


もっと言えば、「ひねる」方向にわざと動かすのか、それとも「固定」するのか?ですが・・・


どうしても身体を回そうと「体幹を動かす」・・・つまりひねる方向に動かすように思えてしまいますが、「基本は固める」ようにした方が概ね良いパフォーマンスを得られることが多いです。



いやいや・・・捻るでしょ・・・・


と思われる方も多いと思います。


確かに「バックスイング」の時は捻るんですが・・・


捻ったところで体幹を「固定して」、あとは、「骨盤」を足が地面をける力と重心移動で素早く動かして、その動きに上半身はついていくだけ・・・・



これが「近位のスティッフネスは遠位の可動性と運動能力を向上させる」実際のやり方と言えます。


全く投球・飛球線方向に体幹をひねる動きがないかと言えば嘘になりますが、それは概ねリリースポイントやヒッティングポイントの「後」に・・誤解を恐れずに言えば、いわば惰性的にひねられていきます。


バッティングフォームの連続写真や、ゴルフスイングの連続写真でインパクトの瞬間を見てみると、骨盤は思いっきり回っているのに対し、両肩の位置はやや残っている状態、さらに体幹に着目してみるとバックスイングで捻った角度とヒッティングポイントやリリースポイント直前での体幹の角度って、あまり変わっていないのが目で見て確認できると思います。
(特にバッティングやゴルフスイングで顕著)


いわゆる「身体は開いてはいけない」というやつです。


この言葉にも語弊があって、身体は開かないけど、骨盤は「思いっきり開いてね」となります。
(ただし前足でこの開きに急制動をかける動きが入る)


そうしないとそもそものパワーが出ないからです。


ただし、ではバックスイングで捻った角度をただキープしていればそれでいいかというと、これもちょっと微妙で・・・・


骨盤が急速に回転すれば、自然とその上は「その勢いに置いていかれる」働きがかかります。


これには「体幹を固めて」対抗しなければせっかくの足→骨盤に働いたパワーが体幹で吸収されてしまいます。


この「勢いに置いていれない」ように・・・・「気持ちは「捻っている」けど「見た目はあまりからわない」」というなんとも微妙な感じの力が入っていることが大切です。


これも一つの「固める力」だと思ってもらえればと思います。


ちょっと微妙な表現で申し訳ないのですが、雰囲気が伝わっていただければいいかなと思います


よろしければ色々とご参考にしてください(^^)


ではでは!!!!
posted by てっちゃん at 22:35| 体幹トレーニングの基本的な考え方